【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

後悔と上書き


【後悔と上書き】

目の前にいつもの優しい表情の奏多。

それだけで涙が溢れる。

「奏多、ごめん。私、奏多の事忘れて…」

「澪のせいじゃないよ、大丈夫。無事でよかった」

ごめん、ごめん、ごめん。

私が私を許せない。こんなに大切な奏多を忘れるなんて。

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