【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に


「私っ…」

唇が触れる寸前、私はハッとした。

私は、暦とキスした。

奏多にも見られた。

やっぱり私、最低だ…。

奏多の顔が見れなくて俯こうとした時、ぐっと顎を持ち上げられ、唇に柔らかいものが当たる。

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