【完】妖と契約した少女は陰陽師と共に

「お前の願いはなんだ」

聞いたことのない声が頭の中に響いた。

目の前には美しい九尾の狐。

これは、夢?

「私の願いは目が見えるようになる事」

「ほう、ならば私の目をお前に授けよう。代わりにその身体、私が貰うぞ」

「待って!貴方は誰?」

「私の名前は春」
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