【完】女子校に行くはずだったのにっ!
この高校に入学してから、
何だかんだで男というものに慣れてきてたと思う。

多分、奏多やケーちゃん先輩のおかげだと思う・・・。


でも、また男嫌いになってきてる。


「これ、今日の授業のノート」


「ありがとう・・・でも・・・」


「どうした?」


「学校行けなくて、
奏多にノート見せてもらって・・・
せっかくテストで2位になれたのに、成績落ちちゃうね?」


私は笑って言おうとしたけれど、
全然笑顔が作れてなかったらしい。


「そんな顔するなよ・・・。
お前は心から笑ってろ、その方がいいに決まってる!」


「奏多・・・。
あ、ありがと・・・」

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