【完】女子校に行くはずだったのにっ！

「といっても・・・」と理事長は話し出した。

「私は、奏多に
「今日理事長室に俺の嫁を連れてくるから理事長室にいてくれ」
と言われただけで・・・、君は奏多の嫁になる子じゃないのかい？」


「違います」「嫁だ」


ほぼ同じに私たちは言った。


「勝手に決めないで！
なんで私があんたと結婚しないといけないの！？」


「お前は俺の嫁になる女だ、仕方がないだろ？」


意味が分からない、”なにが仕方がない”だ！


「あぁ、それと、後者の質問の答えだが・・・」


「それもです！
どうして私が男子校に入学なんですか！？女子なのに！」