one Love 〜知らなかった恋する気持ち〜
そういう問題じゃないから……。
「でもやめろ。だいたい、お前の腹が軟弱だから俺があんな目に遭ったんだろーが」
「ゔ……それは突っ込まないでくれよ」
「はぁ? それ以外の理由が何かあるか?」
「いや……ない、です……」
ったく……。
「まぁまぁ! それはいいとしてもさ、どうなんだよ? その後の姫と王子は」
……は?
「あれを機にさ、いい感じになっちゃったりとか、なぁ、どうなの?」
今日はまた…….ずいぶんと突っ掛かってくんな、コイツ……。
「別に、どうもこうもないけど?」
「えぇ⁈ ないのかよ、何にも」
「……何があるわけ? どんな妄想してるかわかんねーけど」