停留所で一休み
「何なの?あんた…」

「だからお前の同級生なんだって、ずっと言ってるだろう。」

その真っすぐな表情に、私は戸惑って、わざと本村君を無視するように、歩き出した。

でも本村君も直ぐに、私の後ろを歩きだす。

「ちょっと、何で私の後ろを歩くのよ。」

私は立ち止まった。

「知るか!小形が俺の前を歩いてるんだろう。」

「うわっ!ムカツク!!」

私は両手で、顔を押さえる。

「俺はまだ仕事があるんだ。どけ。俺の前を歩くな。邪魔だ。」

本村君は急に、足の歩幅を変え、私を追い越した。


「ウソ言いなさいよ。なんで営業が、一人で歩くような効率の悪いことするのよ!」

「うるさいな!俺は一軒一軒、自分の足で回るのがモットーなんだよ!」
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