恋する24時 2
えっ?
「……」
お、大人の女の人らしい???
「……」
そ、そんな事、初めて言われた。
確かに、伊織さんの口調とか
意識してたけれど……。
アタシじゃ似るわけはないし
それとも
この前の、……心の準備のため買った
少し背伸びした下着のおかげ?
確かに、つけるようになってから
きちんとしなきゃな、って
ちょっとは大人の女の人に近づこうと
意識はしてた、けれど……。
「◎◇●〒▽■∞〇◆□~」
まあ、ただのお世辞かもしれないし
真に受けるのは早いだろう。
嬉しくて、熱くなる頬を
ぺちぺちと叩いて
調子に乗らないように自制する。
「うん、……早く帰ろう」
2日間新人教育とか慣れないことして
疲れているから早く家で休もうと
アタシは、荷物をまとめた。