僕は彼女の名前をまだ知らない
8月7日(水)
朝、目が覚めると、セミが鳴いて、太陽が照りつける、いつも通りの日常で、昨日のことが夢みたいだ。


本当に、夢だったらいいのにと思う。

もちろん、手を繋いで、バックハグをされて、いい意味で夢のような時間だったあの時は、なくならないでほしい。




だけど、彼女の声は、日常が壊れるような音で、それが、怖い。

いつも通りの毎日。
だけど、昨日とは違う一日。
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