僕は彼女の名前をまだ知らない
僕は、いつもの5倍の速さで準備をし、アイスバーを2本取って外に出た。

「ごめーん!
待たせたよね?」
「ううん!ぜーんぜん平気!!
あっアイスだー!」

僕はアイスを一つ、彼女に渡し、もう一つを僕の口に入れた。

僕達は歩きだした。

しかし、沈黙が続く......
「「ねぇ」」
二人の声が重なる。

「あっ、そっちからどうぞ。」
「ありがとー!あのさー今日さー、
海いかなーい?」

「はっ?」
海は、ここから電車で20分のところにある。
会って2日目で行くところではないと思う。
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