僕は彼女の名前をまだ知らない
カーテンを開くとそこには、夏の眩しい光に照らされた家々が見えて、何か新しいことが起きるのではないかと、毎日、ちょっと期待する。



それでも巡ってくるのは単調な毎日で、今日も、いつものように、母親が仕事に出かけ、一人になった家で、いつもと同じ朝ごはんを食べる。
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