僕は彼女の名前をまだ知らない
「あのー、これは僕のアイスなんで……
ずるくないと思うんですけど……
では失礼します。」

初対面の人に敬語を使うという最低限のマナーは守りつつ、この失礼極まりないように思われる女子から、逃げた。


今まで、女子に関わったことがあまりないとはいえ、女子だって人間なのだから、もう何も話しかけて来ないと思っていた。
< 6 / 216 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop