僕は彼女の名前をまだ知らない
その代わり、僕は口を開く。


「僕学生ですし、夏休みですし、宿題とかたっぷり溜まってるんで、そろそろアイス食べて戻らないと…………」

「へー、そうなんだー、ケチケチせずにちょーだいよー。



えっ?んあっ!
アイスー!」


その声と同時に、僕の手に冷たい感触があり、ズボンからヒヤッという感覚が足に伝わってきた。見るとアイスがとけて、僕の手から足へ......
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