もう一度、君の手にくちづけを。
第2話 王子と召し使い

*最初の夢



僕はつまらない人間だ。



この国の民のために、彼らが望む僕を演じているにすぎない。


それでは本当の僕はどこにいるのだろうか?


…そんなもの、遥か昔に捨ててしまったよ。





━━━貴女に出逢うまでは。
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