森の妖精と団長さん



小屋での暮らしはとても心地いい。
穏やかな時間の流れを肌で感じることができるし、森に住む生き物たちが自分の友達だと勝手に思っている。



私の普段の過ごし方は薬草の知識を増やすこと。

小屋には何冊もの分厚く古い本があって、中でも薬草の本は圧倒的に多かった。



開いてみれば不思議と文字が読めた私。

その当時はなぜ読めたのかさえも不思議に思わず、そこに書いてある薬草に興味を持ち、森の中を探し回っているとたくさん見つかった。


薬草の種類や効能、調合の仕方など本に書かれている内容はほとんど覚え、今は自分で色々試している。


< 3 / 170 >

この作品をシェア

pagetop