森の妖精と団長さん



ラティモア領主?

「どういうこと…?」


「僕はこの領地の領主、偉いんだよ?だから、エマは誰にもやらない。」


鋭くなる視線にぞくっとなるのを感じた。


ロイドが私を連れて広間を退場しようとした時




ガコン!!

広間のドアが勢いよく外れた。


騎士たちは騒然となり、私も何事かとビクつくが、光に照らされたあのプラチナブロンドが見えた時、抑えていた気持ちが涙となって溢れた。


「ロイド様!王宮の騎士団です!!」


騎士の報告を聞いたロイドは私を力の限り引っ張り奥へ走り出す。



「待て!!」

久しぶりに聞いたあの声に振り返るが、既にお互いの騎士で見えなくなっていた。





< 95 / 170 >

この作品をシェア

pagetop