スウィート&ビター

「唯一好きな教科…。」

思いのほか寝てしまった。
どうやら、私を起こさずに置いてくれたようだ。
というか、チャイムの音にすら気づかなかった。

あれ、もう、次の授業の先生がいる。
私は焦りを感じスケジュールを確認して、
次の授業の準備をした。

次の授業はどうやら国語だ。
国語…。唯一好きな教科だ。
沢山の本を読んでさえいれば、
たくさんの文字に触れてさえいれば、
点が取りやすい教科だからだ。

私は中でも古典が好きなのだ。

昔の字というものは、興味深い。
触れていると、その時代の情景が趣深く感じとれる。

だから私は、この教科だけはどうにか頑張ろうと思う。
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