俺のまさかの溺愛狂想曲

別れルー?別れナイ?

「光寿郎、ま•い•に•ちご苦労さま♡」
 
  「うん、ありがとー♡
   結菜と話せる時間が
   癒やしダヨ~。」
こんな風に向こうからスキスキ
アピール

「だね!!私も~♡仕事上手く
いってる?」

「いやぁ~なかなか(x_x)
 井の中の蛙って思いしらされたよ。
 なかなか大変だ。」

「そうなの?光寿郎の弱音なんて
 珍しいよね。」

「ダロ!! それくらいきびしいのよ。
 もう、目の前真っ暗的な。」

「だめだめ、やれるだけ頑張ろうよ。」


… 「よし。がんばるかぁ」
「応援してるよ。私の彼氏イ~♡」

仕事が上手く行かなそうな光寿郎
を応援する。
 
結菜は、光寿郎が落ち込んだ姿
を見て休みの日は全国をめぐり
伝統的な和菓子屋を
回りSN*に次々にアップした。

アメリカの企業が和菓子に興味
を持ってくれたら
光寿郎の仕事も認められそうで
陰ながら応援したかった。

しばらくして光寿郎の回りが激変
してきた。
何もかも上手く回ってきたようだ。
誰かが結菜のSN〇を見て興味を
持ってくれていた。

光寿郎からもそんな報告があった。
その日を境に目まぐるしく忙しく
なったと話すようになった。

それまで愚痴や、弱音を吐いていた
光寿郎も、電話する暇も無いほど
忙しそうで、ラ*ンのみになったり
MAILのみになったり、ブログも
アップされなくなった。

そんな時つい聞いてしまった。
「どこの会社と提携してるの?」
って

光寿郎はラインでAmerica7と
教えてくれた。

ア~あの今通販などのノリノリの
会社か、凄いかも。

CEOのデヴィッドのブログを
開いてみた。
一緒に写る光寿郎を発見、

   「やったー。」
自分の考えがドストライク。

毎日彼のブログを見てたまに書き込みをして
光寿郎を応援した。

するとサラとゆう女性を見っけ又
彼女のブログを見つけた。

いっもならそんなに気にして探したりしないけど光寿郎も たまーに しか
連絡しかないから気になってしまった。

風邪ひいてないかな~とか
元気かな~とか、
浮気してないかな?とか↑軽いノリで。

サラのブログに
T he Two love each other ♡♡♡
(二人は愛し合ってる♡♡♡)
と書いてあり
意味深な文字

.。oO誰と?

穂乃香の疑問に応えるように
アップされた写真


浮気レベルを遥かに超えている。

グレーのチエストコートから黒い
ニツトが覗いていて茶色い
スキニーパンツがよく似合う彼は 
光寿郎だった‥…。
そんな彼に寄り添う女性は、あの
受付にいた美人、愛莉さんだった。

白いワンピに辛子色の膝丈まである
カーディガウンを羽織りフワフワ
の髪を揺らして幸せそうに笑っていた。

cheer the two people
(この二人を応援しょう。)
イイネが90万回あった。

この90万人を相手には出来ない。

終わったな…と思った。
やはり光寿郎は、結菜には
手におえない代物だった‥Orz
 
結菜も、光寿郎を信じたいが仕事
仕事と言ってるけど
フロリダとか
グランドキャニオンとか
グランドサークルなんて仕事でいく?
ユタ州とか、普通行く?観光じゃね。?
どーみてもデートなんだけど…

無理だ…。
そんな事を考えていたら光寿郎から
まさに一週間ぶりに電話があった。

連絡出来なかったことを、謝られて
も何も心に響かなかった。

ただ彼の手がけたプロジェクトは、
成功してほしかった。弱音吐き
ながらもあんなに頑張っていたから。

日本を出発する前は沢山の愛情を
注いでくれていたな。

私も一人外国にいたら
やはり側にいる人を頼るんじゃ
ないかな。
心細いみたいだったし
あんなに弱音吐いてたから、もっと
支えてあげるべきだったんじゃ
ないかい?


いやいや彼は婚約したの?  
本当?
婚約者って書いてあるし

清楚で美人、知的な感じのあの人は
光寿郎は友人と言っていたはず?。

光寿郎は色々近況報告をしてくれた
けど上の空だった気がする。


「また長く連絡出来ないかも知れ
ないけど早く帰れるように、
頑張るからな。」

  「うん。頑張って!! 」
と明るく言うが心は沈んで凄く
つらかった。
   
確かめたい。


私との事は、帰ってから、かたを
着けたいと思ってるのかな?

このまま、黙っているのも
愛情じゃないか…
彼に新恋人が出来てもいいじゃん。
私への愛情はそれだけしかなかった
って事だ。

結婚する前に分かってラッキー🎶✌️
でもガチしょんぼりなんだけど
なんだよー😭裏切り者

彼はもう、私を離れてしまったんだな…。


ただ絶望感に浸ってしまい
身体から崩れ落ちた。


涙も出ない位ショック

泣きたいのに 彼がNYでどんな
感じだったのか、それを支えた
のは、結菜じゃなかった事、光寿郎
はあんなに救いを求めていたのに…
スルーしてたんじゃないか…とか。


彼の事好きだったら、会いに行く
べきだったのに…とか…

お腹がすいたら何かを食べるし
喉が乾いたら何かをのむだろう。

心が求めたら誰かを頼るに違いない。
彼だけを責めるのは違う気がした。


私の光寿郎への応援はなに?
潔く別れるか?
これしかないよね。ノコノコ
出ていって彼を困らせるのは
止めよう。

彼は鳥だ・・・それも大きな鷹

地に這う、ちっちゃなネズミが
鷹を捕まえていることなんか
出来るもんか。

ただミーアキャットの用に
飛び立った鷹を見上げるだけだ。

だけど彼女は違った。

鷹に寄り添い、飛び立った。
私とは覚悟が違う。

せめて引き際くらいは、負けないん
じゃないかな…。


支えてあげるだけが愛情じゃない。
離れてあげるのも愛情かな…。



「負け犬の遠吠えか…いいじゃん。」
だってそれが精一杯なんだもの。


本当は悔"しいよぉ
裏切り者
バカヤロー
帰って来んな━━━。゚( ゚இωஇ゚)゚。
   
って言いたい!




      
      

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