先生が私に恋をした
資料をテーブルに置くと私と向き合う先生

「先生、、、」

「ベッドいこうか」

そう言うと、私を軽々と持ち上げお姫様だっこで寝室へ

そっと私をベッドに横たわらせると、そのまま先生の
唇が近づいてキスがおちてくる
徐々に深く激しさを増していく
こんなに激しいキス、、、今までの先生のキスと違う
溶けてなくなりそうなくらい

「んはぁ、、っ」

激しいキスに声が漏れる

「奏、、、」
「、、、っ、せん、せい?」

突然の呼び捨てにドクンと心が大きく跳ねた


「名前で呼んでみて?」
「え?」
「先生じゃなくて、名前」

私を見下ろす先生

「ほら、早く。言わないと後悔するよ?」
「ど、んな?」

ニヤリとイタズラに笑った先生はさっきよりも
熱くて、深くて、、、ダメだ、頭がクラクラする
ダメ、、、もう、、、キスだけで意識が飛んでしまい
そうになる

「っん、、、っ、、せっ、、せん、、」
「名前は?」
「ん、、、っ、、、あっ、、、まっ、まってっ、、」

先生のキスがピタリと止まる
息が、、あがって、上手くしゃべれないよ

「言ってごらん?」
「っっ、、、け、けん、す、け、、さんっ」
「もう一回」
「謙介、、さん」
「ん、奏。もう待たなくていいんでしょ?」

コクりと私は頷いた




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