先生が私に恋をした
誰にも会いませんように
そう願いながらきっと赤いであろう顔を隠すように
うつ向いたままトイレへと駆け込んだ

幸い誰とも会わず、平常心を取り戻すまでトイレに
こもった

日野先生とキスしちゃった、、、、
いや、正確にはされたんだけど、
なんかとんでもない事が起きてるのは確か

かっしーと日野先生
日野先生のキス、色っぽかったなぁー
かっしーは強引で熱い

って、何考えてんの、私
こんなの良いわけないじゃーん
どうしよう、この先どうしよう、、、どんな顔すれば
いいんだろう

鏡の前で七変化並みに表情を変えてみる

「なにやってんだ、私は、、、」

「本当にね、面白い顔」

へっ?だっ、誰?
横を見ると私の顔真似をして、ヘヘヘーとおどけてみせる
彩さんがいた

「彩さん!びっくりしたー」
「面白い顔して、早くも忘年会の練習?」
「あ、いえ、ひょ、表情筋鍛えようと思って!」

咄嗟に出ただけなのに

「あ、それいいかもねー」

と顔をマッサージしながら出ていく彩さん




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