初恋レモン
今まで直接3人に
関わっていなかったあの清楚の子が
突然海人君の腕をギュッと掴んで
爆弾発言。


「私と付き合って下さい…!」


これにはみんな
驚きを隠せずに固まった。


そんな中、いち早く
冷静さを取り戻した海人君は
スッと彼女の腕を離し


「俺、彼女いるから。」


そう言った。
誰もがその時諦めると思ったけど
そう、上手くは行かなかった。


「そんなの関係ないです!
付き合ってくれるまで
毎日来ますから!!」


そうして昨日は帰り、今に至る。


見た目で判断した私は甘かった。
言葉を悪くすれば
弱そうだなと思っていた。
だけど、その子はきっぱり
断られたのにも関わらず、
海人君にアタックしている。
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