初恋レモン
海人Side


さくらはまた何を言い出すかと思えば…。


2人の時ですら
菜々からキスなんて
してもらったことないのに
こんな状況で出来る訳…。


案の定、菜々はオロオロしてるし。


「さくら、それは人に見せるものじゃない。」


そんな事を言ったところで
さくらが引くはずがなかった。


「えー!じゃあこれなら
しやすくなるよね!?」


そう言った途端、
さくらは光輝の唇を奪った。


「おい、さくら。」


光輝は呆れているけど
照れてる様子はない。
まぁ、これが日常だからなんだけど。


「俺と菜々は違うから。
別のにして。」


いくら説得しても無駄だった。


「やだやだ!2人のチュー見たいもん!」
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