初恋レモン
そんな気持ちを抱えながら
夜は更けて行った。


そしてさくらちゃんと2人、私の部屋。


「菜々、さっき頑張ったね~!」


これはきっと、ほっぺちゅーの事を言ってる。


「す、すっごいドキドキしたけど…。」


今でも思い出したら
顔から火が出そうなくらい
恥ずかしい。


我ながらよく出来たなって。


「菜々も大人の階段
半歩位登ったね!」


半歩って…。
確かにさくらちゃんからしたら
そのくらいか。


「そうそう、
ちょっとだけ大人になった
菜々ちゃんに私から
とっても大事なプレゼントがあります!」


…プレゼント?


何だろうと思って
ワクワクしながら待っていると
さくらちゃんがバックから
取り出したのは衝撃的な物。
< 267 / 297 >

この作品をシェア

pagetop