外見9割、性格1割。

その日から、鬼男のスパルタ教育が
始まった。さっきまで優しかった
鬼男とは違い、やっぱり鬼男は鬼だった。

教科書と参考書を手にリビングへ行くと
家にいる時とは違う。
言わば、学校にいる時の鬼男に
近い人物がそこにはいた。
でも、口調は鬼男のままで
私はほんの少しだけ戸惑った。

築「いいか?自覚しろ。
お前は正真正銘のアホだ。
今から俺が熱心にお前に
勉強を教えたって手遅れだ。
お前は頭で理解するんじゃない。
体で全てを覚えるんだ。」

愛琉「体でって何?」

築「お前は幸い運動神経だけはいい。
アホみたいに校庭を走り回る。
アホみたいに100メートルを駆け抜ける。
お前のその瞬発力に俺は賭ける。
理屈じゃない。お前は体で覚えろ。」

そんな一言から始まった
鬼男の勉強は今までとは
ひと味違う勉強方法で
なおかつ、罵倒の連続だった。
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