外見9割、性格1割。
ドアノブに手をかけ教室を出ようとする
私に鬼男が突然、尋ねてきた。
自分で出て行けって言ったくせに
本当に鬼男の言動は意味不明だ。
築「お前さ、バカなくせして
何でこんな進学校入ったんだよ?」
愛琉「決まってるじゃん。
いい大学に行きたいからだよ。」
築「いい大学に行って何すんだよ。」
愛琉「そんなの分からないけど
お母さんが学歴は大切だって
言うから必死に勉強した。」
築「どう考えてもお前の
レベルにこの学校は合わないだろ。」
愛琉「うるさいな。いいでしょ。
あんたには関係ないんだし。」
ああ、また乗せられた。
結局、私はいつも鬼男の
ペースに乗せられる。