不良な彼と恋の契約
「想、明日から行けるのか?
無理すんなよ」


また、具合悪くなったらって心配。
あれが、あの日お姫様ダッコされたのがーー


俺じゃなくて、知らない奴らだったらって考えると痛い。


「大丈夫っ、もう元気だよっ。
それにーー凄く嬉しいっ」

キッチンにいるみんなを見て、微笑む想は。。

本当に嬉しそうだった。


「出来たよ」

本郷の声に振り向いたら、みんながいた。

「はい、じゃあ並べようか!」

「並べるぐらいできるよね?」

バカにしやがって。

「それぐらい出来るし」

立ち上がる俺に、想はふんわり、と笑った。

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