不良な彼と恋の契約
ガチャーーー

「あ、いらっしゃい!」

制服から私服。
普段着の想。
花柄のミニワンピースの想の姿に、クラクラした。
それは、あの人達もそうらしく。

「…うわぁ、ヤバイ!」

荷物を持ちながらよろけるプロの方々。
気持ちは、分かる…。

「あ、こっちです!
今、ドア開けますね。
あれ?可笑しいな。
ここ、固い。
待ってくださいね、、、ここ開くはず、きゃっ」

あっーー想。

開かないドア。

きっと開くはずの、ドア。
突然開いたドアに、よろける想。
投げ出された体。


その先にあるのは、堅いコンクリート。


「想ーー!!!」

手を伸ばすその先に、あと一歩と言うところでーー

すり抜けた。

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