不良な彼と恋の契約

約束。

「ヒカリちゃんが、無事で本当に良かった!」

幸せだよ。
隣のヒカリちゃんは、相沢くんに未だにお姫様抱っこしたままだ。
なんだか、羨ましい。


私は思わず仁くんを見た。


リナちゃんも、志貴くんを見上げたのが分かった。

その瞬間ーーーーーーーー


「「きゃっ!?」」

私達二人は同時に、お姫様抱っこされていた。

私の心、見透かしてくれるのはーーーー
いつだって、仁くんだけだよ。



「仁くん、好きっ!」

私は彼の首に腕を回した。

ギュ、と抱きついた。
一生離れたくない。

私もいつか、結婚するならその相手はーーーー

仁くんがいいな。

私達は、泊まるホテルを目指し歩いた。

私達はお姫様抱っこだけども。


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