不良な彼と恋の契約
なんだか、二人の雰囲気が変わった気がします。
「あたし達には約束があるからっ」

「なあ!そう、約束!!」

約束ーーーー?


ヒカリちゃんと相沢くんだけの約束事に、私達は気になって気になってリナちゃんと、目配せした。




「仕方ないな〜君達。

あたしね、高校卒業したら類と結婚するの!!」





結婚ーー?

「「えっ!!結婚!?」」


高校卒業したら、ヒカリちゃん、相沢くんと結婚するの?



「ちょっとまてよ。
進路とか、どうするわけ?
未来が分からない約束、したって意味ないじゃん!」


仁くんーーーー?



"未来が、分からない約束、したって意味ないじゃん"



なんだか、落胆した。

私との未来は、ないのかも知れない。

「未来、幸せに出来るかも分からない。

焦らなくても、いいんじゃないか?
就職してからだって遅くはないじゃん。
俺は、いつかリナと結婚したいと思ってる。

リナを、幸せに出来るだけの器を手に入れたい。

未来が分からない約束なんて、
仁らしくない。

それじゃ、、想が可哀想だ」




志貴くん。


私の為にーーーー?







< 420 / 455 >

この作品をシェア

pagetop