不良な彼と恋の契約
「おめでとう‼︎なんだかんだ、早かったのは仁の方かよ。まじ、ありえねーし」


卒業して、私達はーーーー





結婚式を挙げた。

新しい命を、守る様に抱き締めたのはーー
君の大きな手。


触れたお腹は、まだ小さくーーだけど、命が芽吹いていた。


「久しぶり、想。

赤ちゃん、出来たんだって?

良かったな、俺も彼女出来たからっ。
もう、大丈夫だ」



久しぶりに見た輝くん、金髪の髪は元の黒に戻っていた。


ホッ、として安心してーー、私は仁くんを見上げた。



君に出会えた三年間。

大切な人に、たくさん巡り会えた。

私には、勿体ない友人達と。
私には、勿体ない旦那様。

私は、お腹に触れた。







ちゃんと、生まれて来てーー。







私と、
大好きな人の赤ちゃん。




「仁くん、大好きっ!」







私は、きっと赤ちゃんが生まれても
君に夢中です!






不良な彼と恋の契約 end


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