不良な彼と恋の契約
*ヒカリ&類*


チラッ。

あたしと類の恋物語は、いつしか荒んでいった。
同じ部屋に居ても、、何もない。

いつも、雑誌ばかりに目を通す類にあたしは苛立っていた。

「類、たまには構ってよ。
類は、いつもいつも雑誌ばかり!!
類は、あたしのことーーっ!?」




君の手にした雑誌の表紙。

就職?

なんで、高校卒業したらーーーー類は何て言った?



「俺達、卒業したら結婚するって言ったけど。
現実は甘くない。
だから、まずはーー仕事だよな?

ヒカリは、なんも心配すんな。
ちゃんと、ヒカリのこと守るからっ」



ねえ、類。

あたし、勘違いしてたかも。
恥ずかしいよ、あたし。


ちゃんと類の気持ちは、、変わらず 隣に寄り添う。

「類、ありがとう。

一生、愛してるよ!」



ずっとあたしばかり大好きで
類を追いかけていた。

だけど今は違う。
類は、あたしを想っていてくれた。


バカなのは、あたし。
信じてあげれないあたし。


「類、ずっと好きだよ!」



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