旦那様からのI LOVE YOU「 雪菜偏」


クリスマスも近づいた冬空は高く
星もみえた。
外は少し窓ガラスを白くして
クリスマスツリーが12月のイベント
を 楽しくしてくれる。

今日は大夢は呑み会だ。

「あんまり呑まないでね、
 って言っておいた 。」

 でも心配、大夢飲まされてヤバい
時が何回 あったことか?

大夢はハイハイと、軽く流し
てい たけど、狙われた大夢を
何回阻止したか彼はしらない。
どうしたものか…。

厚化粧を念入りにしたハイエナが
タカって来るのは計算積みだ。
若いのから古いのまで口紅を
塗ったハイエナが狙って来る。


<イケメンの仔羊ちゃんを守ら
ないと!!">・・・。

努力のかいあって56㌔になった
雪菜はぽっちゃり体系ではあるが
前より数倍可愛くなった。

大夢のスマホにGPSをつけていた
から何処にいるか直ぐわかるぅ~。

黒い帽子にグレーのニット 
黒いパンツに黒いコートで居酒屋
の前に待機

ただいま21:00時ソロソロお開き
の時間。狙った通り、
「山形課長、行きましょう。」キャアキャア
キャアキャア


ハイエナが大夢の腕を掴みねだっ
ている。

『回りに見るからに独身丸出しの
男いるじゃん。そっち狙えよ!!』

      

雪菜の願いは無視され、女の子
達は、食い下がる。

群れるハイエナはそれ程、気に
しなくても何とか大夢は逃げ切れる。

「大夢まってぇ~♡。」

   「おう、奈津いくか?」

「うんっ♡」

この♀ライオンだ。
ほら、ハイエナが距離を置き始めた。

ここからが勝負だ。
飲まされ連れ込まれるパターンだ。
途中抜け、阻止せねば。


ククク、雪菜の奴また尾行してるな!
俺が呑み会の時は必ず現れる。
あの女の子。
前は結構な、サイズだったのに
前より細くなってる。
証明書付きだろ。
黒過ぎて目立ち過ぎ。あやしまれ
職務質問・・・何回目?
また捕まってやがる。

挙動不審な雪菜を余所目にカラオケ
到着。

女の子達を先に店にいれ雪菜の
元にゆっくり歩く。

「また君かぁ、叉彼氏の尾行?
モテるカレシ も大変だな!!。」

「は!! ポリスさんこそ!
カッコイイシ
彼女、大変でしょう。なんせ毎晩
 遅いんでしょう。この時期。

「参ったな! 当たり。
浮気された。」
ハハハ
彼はバッが悪そうに首の後ろを
掻いた。

     「エー、マジで、
      ゴメンなさい。」

雪菜は、イヤミを言ったつもりが
気の毒になった。
誤解だったとは言え、同じ経験を
したようなものだ気持ちは分かる。
< 13 / 64 >

この作品をシェア

pagetop