俺様上司の甘い口づけ

それくらい仕事を真剣に取り組んでたはずなのに
なんであんな簡単な作業を間違えてしまったのだろう。




はぁ……人を好きになるってバカになることなのかな。





成瀬さんは私を抱く前に確かにいった
“お前を愛すことはない”って。



確かに言ってくれたんだ。



こうなることを見越していたかのように。



どこまでも用意周到で全てが自分の問題なのだと突きつけられる。



私「いいよ。その代わりたくさん飲むから奢って」



智「は!?…ったく仕方ねぇな。いいよ」



私「やったぁ!今日は飲むぞー!」



もう忘れてしまいたい


お酒は得意じゃないけど記憶さえ全て奪ってくれたら楽になれる気がした。


< 96 / 246 >

この作品をシェア

pagetop