5人の王子とお姫様!



「うーん。でも、それとこれとは話は別だよ」


「行かない」


「流石に、会のメインがいないと混乱するんじゃないかな」


「……」


「ええと、不安なことがあればなんでも相談に乗るよ」


「……つーん」



私が納得できる理由でも探しているのか。


あくまでにこやかに、反応を伺いながら切り返してくる。



私が不参加でも、別に聖が困ることは無いのに。


何度説得されたって、私は揺らがないもん。


決意を新たにした、その時……



「僕が一番楽しみなのはねぇ、歓迎会のご馳走かなぁ」


「毎度毎度豪華やんな。あれ目当てに行くようなもんやし」


「あはは、確かにねぇ」



話しながら入ってきた琉羽と光邦。


2人の会話に私は衝撃を受けた。


< 104 / 474 >

この作品をシェア

pagetop