秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
~瀧佑介side~

「ミカの仕業だった。」

「え?」

朝倉部長に昼飯行くぞと言われて、会社の裏の寂れた喫茶店『マドンナ』にいた。

「写真だよ。
ミカからこの間連絡があって、手切れ金を要求されたよ。結婚するらしい。」

「は?」

「俺から手頃な手切れ金をとるために社長にあの写真が渡るようにしたらしい。
で、嫁さんにバレたら俺がミカに別れを切り出すから手切れ金を要求するつもりだったらしい。
まんまと引っかかって手切れ金はまぁ手頃なのを渡してきたよ。
なかなかやるだろ?あの女。」

ガハハと笑った。

こんなことも笑ってすませるこの器はなんなんだ?いったい・・・。

「でも、社長に渡るようにしたってことは間接的にってことですよね?」

「だろうな。」

「それが誰かはわからないんですか?」

「もう手を切ったからな。
そこはわからないな。」

「なんですね・・・」

「悪かったな。」

朝倉部長はそういいながら、コーヒーをすすった。
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