秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
その日は金曜日で、佑介にはまた呼ばれていた。

『遅くなるけど、家で待ってて。』

そのLINEを見ながらどうしたらいいのかわからなくなる。

いったん家に帰ったわたしは、気づけばスマホの画面に返事をしていた。

『今日は家に帰るね。佑介つかれてるだろうからゆっくりして。』


ひさびさに自分の家で週末を過ごす・・・もうおんぼろなアパートは冷房の効きも悪くて暑くて・・・けどどうしたらいいかわからなくて、ご飯も食べず、電気もつけずに部屋にうずくまっていた。

ガチャガチャと扉を開ける音で目が覚めた。

どれくらいたったのだろう。わたしは眠っていたらしい。


「華!いるのか?」

飛び込んできたのはスーツのままの佑介。

わたしはむくっと起き上がった。
佑介・・・。

「どうしたんだよ?ゆっくり休んでねとか?お前なしで俺が週末ゆっくりできるとでも?」

佑介の眼は怒っていた。
きっと今まで仕事していたんだろう。
時計を見るともう12時をまわっている。

「佑介・・・」

涙があふれてきた。

好き・・・。

言葉にはならない。

「なんだよ。」

佑介がふわりとわたしを抱きしめた。
仕事帰りのにおいがする。会社でがんばってた佑介の・・・

「佑介、もうわたしのこと振るの?」

わたしの口をついてでてきたのはそんな言葉だった。
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