恋愛格差~本気の恋を教えて~
オドオドする私に相反して、拓真の顔が少しずつ
迫ってくる

力強く抱きとめられた身体は身をよじっても
ビクともしない

「ちょっと、拓真、待って」

キスされないように自由な左手で拓真の顎を押しやる

「何、すんだって、おい、離せ」
「イヤよ。離したらキスするでしょ」
「なんでイヤなんだよ」

なんでって、こんなの、、、

こんなことしたら、もう今までみたいに笑い合えない
じゃない

それがイヤなのに

「私は拓真とはずっと変わらない腐れ縁でいたいの
その関係性が崩れるのはイヤなのよ」



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