本当の私、迷走中です 〜番外編・晃ver〜
笑顔
――1週間後

「ユキ‼今日、屋上で弁当食わねぇ?」
「え、うん‼良いよ‼」

あの日の次の日には学校に行って、いつもの日々が戻った。

でも…これからは少しだけ“日常”を違うものに出来たらいいと思ってユキを屋上に誘った。

誰もいない屋上。
ユキとオレはベンチに座って弁当を広げる。

「大河に彼女出来たからさ、私、一緒にいにくいんだけど…どう思う?」

ユキがオレに聞く。

「どうも思わない…かな?あ‼そうだ‼大河の彼女と友達になればいいんだよ‼」
「は〜⁉私は絶対ムリ‼」
「だからこそ頑張るんだよ‼」

ユキ…もう少し女子と友達になろうって努力をしないか…?

「ケド、別に良いよ‼私には晃がいるんだもん‼」

ドキッ

なんでこういう時にそんなこと言っちゃうのかな…
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