青い龍の激情
第2章 料理
襲われそうになった日翌朝。

私は、与えられた部屋で、目が覚めた。

「う……ん……」

起き上がると、ボーっとする。


はだけた浴衣を見て、顔が真っ赤になった。

胸元にキスマーク、付いてる!

「きゃああ。」

そう言えばあのユウさんに、昨日襲われそうになったんだっけ。

最後までは行かなかったけれど、体中愛撫されて……

その感覚が、今も残っているみたい。


「朝からなんて、イヤらしい想像してるの。」

我ながら、スケベだわと思いながら、戸を開けた。

眩しい日差しが、目に飛び込んでくる。

「おはようございます。」

ギクッとなりながら、声のする方を見ると、そこには増田さんがいた。

「お、はよう……ございます。」

「朝食の準備、できてます。着替えを。」
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