兄の溺愛がマジでウザいんですけど……《完》
『みいは、好き嫌いなんかしてないもん。
ハンバーグも、シチューもちゃんと食べれるもん』



『じゃあ、さっさと食べろよ……』



私をまっすぐ見て言った要の言葉が、私には冷たく聞こえた。



『みい、食べれない……』



私の目から、涙がポロポロこぼれ落ちる。



まだ3歳だった私は、自分の気持ちを上手く言葉にすることができなかった。
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