神に一番近い男Ⅱ
たかし 「お名前は、」
さちこ 「田中さちこと申します。」
たかし 「今日は何を占ってほしいの。」
さちこ 「私の彼が、今度日本料理店をオープンさせるんです。そして、お店がうまくいったら結婚することになっています。お店がうまくいくかどうか見てもらいたいのです。」と真剣に話す。
たかし 「はい、わかりました。占いましょう。」と水晶玉を見る。すると、たかしの顔が怖くなる。
たかし 「あなたは、結婚詐欺にあいます。そして、彼が死にます。」
さちこ 「うそ、二人とも愛し合っているのに信じられない。」と声を上げる。
たかし 「俺の予言は、絶対当たる。二人は、愛し合っているからこそ、悲しい悲劇が待っている。」
さちこ 「なんで。」と落ち込み下を向く。
たかし 「元気をだして。どうして俺が神に近い男と言われるか教えましょう。私は人の運命を変えられる。あなたは私に会わなければ、彼もお金も失っていた。もう大丈夫ですよ。あなたと彼を助けましょう。」
さちこ 「お願いします。」と頭を下げる。
たかし 「あなたは彼にもういくらかお金を渡してますね。」
さちこ 「はい、準備金として100万円渡しました。」
たかし 「もう、そのお金はないでしょう。」
さちこ 「本当ですか。」
たかし 「彼は、あなたを喜ばせようと、ギャンブルで増やそうとして失敗した。そして、あなたからお店の資金としてお金を預かり、こないだの負けを取り戻そうとして、そのお金も無くなってしまう。」


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