生徒会の姫と秘密



「芽依!!またねー!!!いっぱい、帰ってきてねー!!」

「うん!!海都ーーー!!また、帰ってくるねー!!」

「芽依、メガネ取るなよー!!狼には気をつけろ!」

??父さん何言ってるの?

「父さん、ニホンオオカミなら絶滅してるよ?」

「「「.........」」」

「気をつけなさーい。いい人が出来たら教えるのよー!」

そんな人出来るわけないって...

と苦笑い...。

あれ?みんなの顔真っ青になってるけど大丈夫かな?


「しっかり解決してくるのじゃぞ!」

「うん!じいちゃん!いってきまーす!!!」

ガラッと音を立て引き戸を開けて出ていった。

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芽依が出ていったあとの土御門家

「い、依夜!!芽依に、いい人って、ど、ど、ど、どういうことだっ!?!?」

「え〜?だって、芽依も高校生よー?好きな人の1人くらい居たっていい年頃よ?」

「だめだめだめ!芽依を誰かに取られるなんて、僕嫌だ!」

「そうだぞ!!芽依は、俺達のものだ!!」

「「「誰にも、やらん!!!」」」

そう叫ぶ土御門の男衆に、苦笑いを浮かべる、母、依夜であった。
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