俺のものになってよ
え、何これ…
不気味すぎる。
看板には“お化け屋敷”の文字。
「じゃ、行こっか。藤井さん」
ニッコリと微笑みそんなことを言う彼。
あたしはその笑顔に凍りついた。
昔から、あたしには大の苦手なものがある。
虫やアトラクションは平気なのに、“それ”だけはどうしても無理だった。
「どうしたの?藤井さん」
なかなか進もうとしないあたしにそう声をかける青木くん。
うん、絶対わかって言ってる。
そう、あたしが苦手なそれとは…
「なに?怖いの?」
幽霊だ。