瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
そうだよ、あたしはこの期に及んでどんな期待をしてたっていうんだろう。
もう一年もこの現実の匣の中で息をしているじゃないか。
先輩がいない、この現実の中で。
期待したぶん、ショックが大きくて。
もちろんこれはあたしの勝手な期待で、秋田君はなにも悪くないんだけれども。
「おっ、オイ! 大丈夫かよ」
一気に力が抜けてしまって、秋田君があたしを腰で抱き支えた。
あたしはそれをありがたいと思うどころか、悔しさがこみあげてどうしようもなくなってしまった。