瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
あたしたちを見てるこの人たちには、カレカノに見えてるのかな。
ていうか、秋田君がかっこよすぎて、あたし不釣り合いとか思われてるんじゃないかな。
あらためて、少し斜め後ろからの眺めで秋田君の横顔を見る。
はあぁ。
やっぱり、メインストリートのカラフルな街並も霞むくらい、かっこいい。
ちょっとアートメイクしているせいで、おとぎ話に出てきそうな、そんな非現実感もあって、余計に際立ってる。
自分とこの人が同じ生物だということがちょっと信じられなくなる。
あたしがそんなふうに凹みだしたとき。
秋田君の足が止まった。