ぶっ飛び小話
うーん、どうしよう…
あのギラついた女の子達の中に飛び込むの嫌だな…
でも、窓沿いに行かないと外への扉分かんないしなー…
「どうしたのですか?」
困ってると、背後から声がした
振り返ると、私と同じ位の年齢の女性が居た
ドレスは着てない
でも、使用人の服でもない
着てるのは…乗馬用の服?
「あの…薔薇園の庭師の代行で来たのですが…場所が分からなくて…」
正直に言うと、その人はふわりと笑った
その姿はまるで雛菊のよう
可愛い人だな
思わず見惚れてしまう
「城内は広いですものねー。薔薇園に案内しますね!こっちです」
「あ、ありがとうございます!」
誰か分からないが、とても助かります!