お見合い結婚いたします!~旦那様は極上御曹司~


どう伝えたらいいのかわからない。

ただ、言葉を探しながら潤希さんに自ら抱き着いていると、頭上からフッと息を漏らすのが聞こえてきた。


「ごめん……ちょっと、悪戯がすぎたかな」


解いた腕から、潤希さんが微笑んで私を覗き込む。

どう答えたらいいのかわからず、〝そんなことはない〟という意味を伝えたくて首を横に振った。

真上に迫っていた潤希さんは、私が横たわるすぐ隣に寝転がる。

そして、横から腕を伸ばして私をそっと抱き締めた。


「今日のところは、何もしない。でも……里咲を腕の中に抱いて眠るくらいは、許される?」


優しい声で問われ、か細い声で「はい」と答えた。

素敵だと、憧れの眼差しで遠くから見つめていた雲の上の人。

そんな人の体温を感じる場所にいる自分が信じられない。

高まった鼓動は、その先の展開を見送ってもらったことに落ち着いていったけれど、彼の体温と香りに包まれなかなか眠りにはつけなかった。


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