上司との結婚は致しかねます

「私は高宮課長が……俊哉さんが好きです。」

 安堵した小塚さんは上坂くんを小突いている。
 沙羅さんは「良かった」と私を抱き締めた。

 ひとしきり上坂くんを小突いた小塚さんが私へ声を掛けた。

「じゃ針の筵だろうけど、仕事しないわけにいかないから席に行こう。」

「私が藤花ちゃんの席までついていくわ。
 小塚くんは上坂くんへの教育的指導をお願いしたいな。」

 2人で示し合わせて頷いた姿がなんだか頼もしかった。


< 129 / 181 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop