悪魔の花嫁
本日晴天。
 ここは「霜月商店街(しもつきしょうてんがい)おひさまローン」
 悪魔の経営する消費者金融で、経営は良好。
 社長の奥方は女子高生でやっかみは山ほど。
 一見普通の商店街に見えるが、商店街のタバコ屋のおばちゃんは巨大な招き猫、よくみると酒屋のおじさんも、信楽焼の狸である。
 生徒会顧問の松下先生だって、頭にお皿を載せている河童なのだ。
 八百屋さんのお兄さんは「鬼いさん」で、額に一本角が生えている。
 霜月神社の女神様は慈悲深く、たまに神隠しをなさる比売神であった。

 
 それでも、露子はこの街が大好きだ。
 ここに住む妖怪達や人間が好きだ。
 少しあるけば妖怪にぶつかるような街。
 それでも、露子は自分を育み、愛してくれるこの街のこの日常が愛しくて仕方が無いのだ。

 


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