犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
結局、あんなに熱々のキスをしておいて、次の日の態度は何ひとつとして変わらなかった。
朝からドキドキしながら、何を1言目に話そうかとか、どんな顔して話そうとか...
そんなことばっかり考えて、ひとりで朝の挨拶のリハーサルをしていた私はかなり拍子抜けの結果だった。
やっぱりアイツにとっては私は遊びの相手のうちの1人にすぎない。
そういうことなのかな。
まぁ実際、今だって選びたい放題の状況だし。
女の子たちも、今日こそは自分が浅香のお相手になるんだと必死でアピールしてるし...。
なんかウザい。
非常に。ウザい。
って、彼女でもなんでもない私がこんな風に思う権利はないのだろうけど。